|
|
陰ふかく楢の葉さやぐ御社の篝火すずし夏は闌けゆく アゲハ
ひととせを早また経てし神名火の夏を納むるこのゆうべかな
濁りなき流れによそうこの身かな禊祓いしのちを思えば
神宮の青葉も染みる夕風に禊する身のはだへ涼しき 逸爾散士
みそぎ川に夕すずみして帰りゆく今宵上京秋風の街 水垣
夏風や今宵みそぎてながむれば苔生す庭に涼しかるらむ 招き猫
風そよぐならの夏越しの夕暮になほ恋しかる人やとふべき
夕暮れて月なき空は夏越し火に映えてぞ風の涼しかりけむ
ささやかな日々の生活に寄せて
夕暮れに身を整えて寛ぐを夏の一日の禊とぞする ういろう
本歌の裏の言葉を
下に絶えじ祈るわが身に吹く風はつれなく秋の心地こそすれ
|
|
|